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2010年2月17日 (水)

小村の話

こんちわ

描きたいことがいっぱいあるのに、文にまとめるまでに時間が掛かりすぎてしまって、なんだかおざなりになってしまっています。

先日、小村雪岱の展覧会に行ってきました。イラストレーションの歴史の初めの方に、雪岱を載せている文章をよく見るのですが、実物を見るとうなずけます。雪岱すごい。

最終日に駆け込むように展覧会に行ったのですが、いつもはあまり人が入らない美術館にもかかわらず、にぎわっていました。どうやら、美術関係者、デザイン関係者の匂いがする人も沢山でしたが、一般の方っぽい方も沢山いました(あくまで私見)。わかりやすいし、おもしろいし、日本画特有のクセもあまり感じさせない、とても親しみやすいのだと思います。元々日本画はデフォルメが多い絵画だと思います。雪岱はそのデフォルメも堅苦しくなく、商業的といえばそうなのでしょうが、そういうところがとっても親しみやすいのでは無いでしょうか。もっとデフォルメが効いてくると、夢二だったりとか、風刺得的な漫画に発展しそうです。描いている舞台も着物も古いものだけど、夢二の作品より、レトロさを感じさせず、今見ても新鮮なものだから不思議です。鏑木清方の挿絵も展示していました。美意識という点では、清方の方が重点を置いているようで、その分、画家としては清方の方が良いんでしょう。雪岱の方が、強調するところはしっかり強調している、削るところは削っている、デザインとしての感覚が優れているのではないかと感じます。

当時の挿絵が掲載されていた雑誌が展示されていました。図版の入れ方が斬新で、組版的には読みにくいかな、と思いましたけど、イラストレーターとしてはかなり面白い仕事ができていた時代なのかもしれないな、と思いましたね。

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